フィットネス・健康

整体院・接骨院・パーソナルジムのホームページ制作で作るページと順番。施術者・トレーナー紹介、メニュー、初めての方へ、アクセス、予約の並べ方と、更新しやすいCMSの持ち方

整体院・接骨院・パーソナルジムのホームページ制作で、どのページをどの順に作り、トップにどう並べるかを整理します。施術者紹介で書ける範囲の業種ごとの違いと、更新が止まらないCMSの持ち方まで。

この記事の結論:接骨院や整体院、パーソナルジムでホームページを制作するなら、トップページのデザインから始めるより、①予約をどこで受けるかを決める、②「初めての方へ」で来店前の不安に答える、③メニューと料金、④施術者・トレーナー紹介、⑤アクセス、の順にページの中身を固め、最後にトップページで「来た人が質問する順」に並べ直すのが近道です。1対1で体にふれる仕事は、初めての人が「どんな人に、何をされて、いくらかかるか」を確かめてから予約します。接骨院や鍼灸院は、施術者紹介で書ける範囲が法律と厚生労働省の指針で決まっているので、パーソナルジムと同じ型で作りません。更新は、営業日のお知らせや在籍している施術者のように変わる情報だけをCMSの入力欄にします。

この記事は、整体院・接骨院・鍼灸院・パーソナルジムを営み、ホームページを新しく作る方や作り直しを考えている方、そして制作を受け持つ方を読み手として想定しています。地域名での検索順位を上げるためのページの組み方や、予約システムそのものの設計には深入りせず、「どのページを、どの順番で作り、どう並べるか」に絞ります。

整体院・接骨院・パーソナルジムのホームページは「初めて来る人の質問」の順に作る

この業種のホームページは、会社案内のように情報を網羅するより、初めて来る人が予約の前に抱く質問に、順番に答える作りにします。初回の予約が入るかどうかは、その質問にすべて答えが見つかるかで決まります。

初めての人が予約の前に確かめたいことと、それに答えるページは次のとおりです。

初めての人の質問 答えるページ
自分の悩みや目的に合う店か トップページの最初の画面、メニュー
当日は何をされるのか、何分かかるのか 初めての方へ
いくらかかるのか、回数券や月謝はあるか メニューと料金
どんな人が担当するのか 施術者・トレーナー紹介
どこにあって、どう行くのか アクセス
いつ空いていて、どう申し込むのか 予約(予約の入口)

ここで大事なのは、どのページにも「予約の入口」へのボタンがあることです。どのページを読み終えた時点でも、迷わず申し込めるようにしておきます。

制作の順番は「予約の入口」を決めることから始める

ページの中身を書き始める前に、予約をどこで受けるかを決めます。予約の入口が決まらないと、各ページのボタンの行き先も、「初めての方へ」に書く申込みの手順も決まらないからです。

作る順 ページ この段階で決めること
1 予約の入口 予約サービス・LINE・フォーム・電話のどれを正式な入口にするか
2 初めての方へ 来店前・当日・終わった後の流れ
3 メニューと料金 メニュー名、所要時間、料金の示し方
4 施術者・トレーナー紹介 載せる人、載せる項目、写真
5 アクセス 道順、駐車場、入口の写真
6 トップページ 1〜5のページへの並べ方
7 お知らせ・コラム 誰がどれくらいの頻度で書くか

トップページを6番目にしているのは、トップページが各ページの要約と入口の集まりだからです。中身が決まる前にトップページのデザインを固めると、後から文章が枠に収まらず、作り直しが出ます。

予約の入口は1つに決め、ほかの手段はそこへ案内する

予約の入口は「正式に予約を受ける場所」を1つ決め、電話やLINEやフォームで来た申込みも、最後はその1か所に記録する形にします。入口ごとに別々に予約を受けると、同じ時間に2人の予約が入る事故の原因になります。

入口 向いている店 気をつけること
予約サービス(空き枠を見せる) 施術者が複数いて、枠の空きを見て選んでほしい 指名の受け方と、初回の長い枠を設定できるか
LINE公式アカウント 予約の前後にやり取りを続けたい 予約の確定をどこに記録するかを決める
自社サイトのフォーム 体験やカウンセリングなど、日程を相談して決めたい 送信後に、返事が来るまでの目安を出す
電話 年配の方が多い、当日予約が多い 施術中に出られない時間の案内

整体院や接骨院で、指名の受け方や初回の問診まで含めて予約の仕組みを考えるときは、問診票と予約をWebで受ける設計の記事に分けてまとめています。

「初めての方へ」には当日の流れと所要時間と持ち物を書く

「初めての方へ」のページは、初回の来店を具体的に想像できるように、来店前から終わった後までを時系列で書くページです。ここが具体的なほど、予約の手前で迷う人が減ります。

時点 書くこと
予約したあと 予約の確認の連絡が来る方法、変更・キャンセルの方法と期限
来店前 事前に答える問診やアンケートがあるか、着替えの要否と持ち物
到着したら 入口の場所、受付での流れ、駐車場の使い方
当日の流れ カウンセリング、施術やトレーニング、説明、の順番と、初回の所要時間
終わった後 次回の予約の取り方、支払い方法

接骨院で健康保険を使った施術を扱う場合、保険が使える場合と使えない場合の説明もこのページに置くことが多いですが、書き方は厚生労働省の指針が示す範囲に合わせます。療養費の支給申請ができる旨を書けるのは、医師の同意が要る場合にその旨を明示するといった条件つきです。

メニューと料金は、自費の施術の内容と費用を1か所にまとめる

メニューのページには、メニューごとの内容、所要時間、料金を文字で書き、料金はサイトの中でこのページの1か所だけで管理します。トップページや「初めての方へ」で料金にふれるときは、要点だけを書いてこのページへリンクします。

厚生労働省の「あはき・柔整広告ガイドライン」(令和7年2月18日)は、自費の施術を行う施術所のウェブサイトに、施術の内容と通常必要な費用、主なリスクや副作用などを分かりやすく載せるべきだとしています。標準的な費用がはっきりしないときは最低から最高の範囲で示すこと、回数券などを売るときは内容と契約内容を正確に理解できるよう表示することも挙げています。

業種 メニューのページで分けて書くこと
接骨院 健康保険を使う施術と自費の施術を分け、自費は内容・費用・主なリスクを書く
鍼灸院・マッサージ院 資格が要る施術と、それ以外のメニューを分ける
整体院(民間の手技) 国家資格の施術と誤解される書き方をしない
パーソナルジム 総額、回数、期間、入会金など最初にかかる費用、途中でやめるときの扱い

同じ指針は、国家資格のない人による施術の広告について、国家資格が要る業を行っていると誤解させる表示を不適切としています。整体院のメニュー名や説明文は、この点を意識して決めます。

施術者・トレーナー紹介は、業種によって書ける範囲が違う

施術者・トレーナー紹介は、パーソナルジムと、接骨院・鍼灸院とで、書ける範囲が違います。同じテンプレートで全業種を作ると、接骨院や鍼灸院で載せてはいけない項目が入り込みやすくなります。

柔道整復師法第24条とあはき法第7条は、広告で施術者の技能、施術方法、経歴にふれることを禁止しています。そのうえで厚生労働省の指針は、施術所の自分のウェブサイトは利用者が自分で検索して見に来るため原則として広告とは見なさない、としつつ、施術所紹介サイトの紹介ページやリスティング広告は広告にあたる例に挙げています。さらに、広告にあたらないウェブサイトにも、任意の専門資格の誇張や、効果を約束する表現など、掲載すべきでない事項を示しています。

項目 パーソナルジム 接骨院・鍼灸院
名前と写真 載せる 載せる
資格 資格名と発行団体をそろえて書く 国家資格の名称を正確に書く。民間資格の強調は避ける
経歴・受賞・メディア掲載 事実に限って書ける 紹介サイトや広告に載せない。自院サイトでもメディア掲載の強調などは指針で掲載すべきでないとされる
得意な分野 メニューやコースの名前と合わせる 技能や施術方法の優秀さを示す書き方は避ける
お客様の結果の数字 根拠と条件の示し方に注意する 効果を示す数字や、都合のよい感想だけを選んだ体験談は載せない

接骨院や鍼灸院の紹介ページに何を載せるかは、指針の本文を確かめたうえで、迷う点は所管の保健所に確認してから公開してください。サイトに載せた文章は、紹介サイトや広告に転用されることがあるので、転用する前提の表現にしておくと安全です。

アクセスのページは、駅からの道順と入口の写真で迷わせない

アクセスのページは、地図を埋め込むだけでなく、最寄り駅からの道順と、建物の入口の写真を載せます。雑居ビルの2階以上にある店や、看板が出しにくい店ほど、入口が分からずに引き返す人が出やすくなります。

載せるもの 書き方
住所 建物名と階まで書く。文字で書き、画像にしない
道順 駅の出口から、曲がる場所ごとに1文ずつ
入口の写真 建物の外観と、エレベーターや階段の入口
駐車場 有無、場所、料金がかかるか
電話番号 スマホで押すとそのまま電話がかかるリンクにする

トップページは、スマホで最初に見える範囲に「何の店か」と予約ボタンを置く

1〜5のページの中身が決まったら、トップページを、初めての人が質問する順に並べます。スマホでは、画面の下に予約と電話のボタンを固定で出しておくと、どこまで読んでも申し込めます。

  1. 何の店で、誰向けか(地名と業種、どんな悩みや目的の人に向くか)
  2. 予約の入口へのボタン
  3. 初めての方へ(流れと所要時間の要約)
  4. メニューと料金(主なメニューの要約と、料金ページへのリンク)
  5. 施術者・トレーナー紹介(顔写真と名前の一覧)
  6. アクセス(住所、最寄り駅、営業日と時間)
  7. お知らせ(臨時休業や営業時間の変更)

お知らせを最後にしているのは、初めて来る人にとって優先度が低いからです。臨時休業のように予約に関わる知らせだけは、トップページの上部にも短く出せるようにしておきます。

更新しやすいCMSは、変わる情報だけを入力欄にする

CMSで管理するのは、営業日や在籍する施術者のように「変わる情報」に絞り、「初めての方へ」の流れのように滅多に変わらない文章は固定のページとして作ります。全部をCMSで自由に編集できるようにすると、表現を確かめないまま変えてしまう危険が増えます。

情報 変わる頻度 CMSでの持ち方
臨時休業・営業時間の変更 月に数回 お知らせとして入力。掲載終了日を入れる欄を作る
施術者・トレーナー 入社・退職のとき 1人1件。在籍中かどうかの欄で表示を切り替える
メニューと料金 改定のとき 1か所で入力し、トップや各ページはそれを参照する
初めての方へ・アクセス ほとんど変わらない 固定のページ。変えるときは制作担当に依頼する
コラム 店の方針による 書く人と頻度が決まってから入力欄を作る

接骨院や鍼灸院は、メニューや施術者紹介の更新を、公開の前に責任者が確かめる「下書きと承認」の流れにしておくと、指針に沿わない表現をそのまま公開するのを防げます。

株式会社bundlyzeではサイトの制作と、業種をまたいで動く予約管理システムを企画から運用の段階まで開発する仕事の両方を手がけており、施術所やジムのように予約で回るお店のサイトもお受けできます。ページの順番と予約の入口を一緒に決めながら作るときの流れを、ホームページ制作のサービス紹介にまとめました。

公開前に、初めての人の立場でスマホから予約まで通す

公開の前に、店のことを知らない人の立場で、スマホからトップページを開き、予約の完了まで一度通します。ページの数より、この一連の流れが途切れないことのほうが大事です。

  1. トップページの最初の画面で、何の店か分かるか
  2. 「初めての方へ」で、当日の流れと所要時間が分かるか
  3. メニューのページで、料金を文字で確かめられるか
  4. どのページからも、予約の入口へ1回のタップで行けるか
  5. 予約を送ったあと、店とお客様の両方に確認の連絡が届くか
  6. 電話番号を押すと、そのまま電話がかかるか
  7. 接骨院・鍼灸院は、メニューと施術者紹介の表現を指針と照らし合わせたか

参照した法令と厚生労働省の指針(2026年10月3日、原文で確認)

よくある質問

整体院のホームページは、トップページ1枚だけでも足りますか?

開業直後で情報が少ないうちは1枚でも始められますが、初めて来る人の不安に答える「初めての方へ」と、料金を含む「メニュー」は、早めに独立したページにするのがおすすめです。1枚に全部を載せると、スマホでは予約ボタンまでの距離が長くなり、知りたいことを探す手間も増えます。

接骨院のサイトに、施術者の経歴や資格を載せてもよいですか?

柔道整復師法第24条とあはき法第7条は、広告で施術者の技能・施術方法・経歴にふれることを禁じています。自院のサイトは厚生労働省の指針で原則として広告とは見なされないとされていますが、紹介サイトやリスティング広告は広告にあたり、サイトにも掲載すべきでない表現が示されています。載せ方は、指針を読んだうえで所管の保健所に確認してください。

予約は外部の予約サービスとLINEとフォームのどれで受けるのがよいですか?

どれか1つを「正式な予約の入口」に決め、残りはそこへ案内する形にします。複数の入口で予約を受けると、同じ枠に二重で予約が入る原因になります。枠の空きをお客様に見せたいなら予約サービス、やり取りを続けたいならLINE、と目的で選び、決めた入口をすべてのページのボタンに使います。