フィットネス・健康

パーソナルジム・整体院の「初めての方へ」ページの作り方。当日の流れ、持ち物、料金の見せ方、不安への答え、予約への導線

パーソナルジム・整体院の「初めての方へ」ページを、新規のお客様が予約の前に迷う順に組み立てます。当日の流れ、持ち物、料金の構成の見せ方、よくある不安への答え方、予約ボタンの置き場所まで表で整理しました。

この記事の結論:「初めての方へ」ページは、パーソナルジムでも整体院でも、新規のお客様が予約の手前で止まる理由に、上から1つずつ答えるページとして作ります。並びは「どんな人のための店か」「当日の流れ」「持ち物と服装」「料金の構成」「よくある不安への答え」「予約の入口」の順にし、予約ボタンは当日の流れの後、料金の後、ページの最後の3か所に同じ行き先で置きます。料金は具体的な額より先に、初回にかかるもの・続けるとかかるもの・場合によってかかるものの構成を見せ、額を出す場所では税込みの総額にします。

この記事は、パーソナルジムや整体院、接骨院を営んでいて、ホームページの「初めての方へ」ページを作る、または作り直す方に向けて書いています。サイト全体で作るページの種類と順番は整体院・ジムのホームページ制作の記事に書いたので、この記事は「初めての方へ」の1ページだけを、中身の段落の単位まで掘り下げます。施術やトレーニングの効果についての書き方は扱いません。

「初めての方へ」ページは、予約の手前で止まる理由に1つずつ答えるページ

「初めての方へ」ページの役割は、店のよさを伝えることではなく、新規のお客様が予約ボタンを押せずにいる理由を減らすことです。迷う理由は「何をされるか分からない」「何を持っていけばいいか分からない」「いくらかかるか分からない」「断れるか分からない」の4つにほぼまとまります。

パーソナルジムや整体院は、1対1で体に触れたり、体の状態を話したりする場です。お客様にとっては、飲食店や物販の店より初回の心理的な壁が高く、その分、来る前に知っておきたいことが多くなります。ページを作る前に、店に寄せられた問い合わせや、初回のお客様に聞かれたことを書き出しておくと、答えるべき迷いの順番が見えてきます。

ページの並びは、迷いが生まれる順に6つのかたまりで組む

ページは、来店を考え始めてから予約するまでに迷いが生まれる順に、6つのかたまりで上から並べます。順番を守ると、読み進めるほど不安が減り、最後のかたまりで予約に進める流れになります。

順 かたまり 答える迷い 書く量の目安
1 どんな人のための店か 自分が行ってよい店か 2〜3行。来てほしい人と、店でできることを短く
2 当日の流れ 着いてから帰るまでに何をされるか 手順と所要時間の目安
3 持ち物と服装 何を持っていけばいいか 持ってくるもの・店にあるものの表
4 料金の構成 全部でいくらかかりそうか 初回・継続・場合による費用の3段
5 よくある不安への答え 痛くないか、勧誘されないか、続けられるか 問いと答えを4〜6組
6 予約の入口 どこから、どう予約するか 予約の方法と、予約した後の流れ

1つ目の「どんな人のための店か」は、ページの冒頭に置きます。たとえば「運動から離れていた方」「デスクワークで体のこわばりが気になる方」のように、来てほしい人を具体的に書くと、読む人が自分のことだと思えます。整体院や接骨院では、「治る」「改善する」のような効果を約束する言い方は避け、店で受けられることの説明にとどめます。

当日の流れは、着いてから帰るまでを手順と所要時間で書く

当日の流れは、文章で説明するより、番号付きの手順に所要時間の目安を添えて書きます。お客様が知りたいのは、店の考え方より「何分くらい、何をするのか」です。

書き方の骨組みは次のとおりです。所要時間は、店で実際の初回の流れを計って書き入れてください。

  1. 受付。 入口の場所、受付で名前を伝えること、早く着いたときの待ち方
  2. 着替え。 更衣室の有無、着替えにかかる時間
  3. カウンセリング・問診。 何を聞かれるか(体の状態、運動の経験、来た目的など)と、答えたくないことは答えなくてよいこと
  4. 体の状態の確認。 姿勢や動きを見るなど、何をするかを具体的に
  5. トレーニング・施術。 初回に行う内容と、強さや負荷を伝えれば調整すること
  6. 説明と相談。 今日の内容の振り返り、続ける場合のコースの説明があるか
  7. 着替えと会計。 支払い方法と、次の予約の取り方

3つ目と6つ目は、とくに丁寧に書きます。問診で体の情報を聞かれることと、最後にコースの説明があることは、来る前に分かっていれば身構えずに済むからです。問診票を事前にWebで書いてもらう店は、ここで「予約後に届くリンクから記入できる」と案内します。

持ち物と服装は「持ってくるもの」と「店にあるもの」を並べて書く

持ち物と服装は、持ってくるものだけでなく、店で貸し出すものや用意しているものを同じ表に並べます。「タオルは要りますか」「靴は必要ですか」という問い合わせは、店にあるものが書かれていないことから生まれます。

品目 持ってくる 店にある ひとこと
動きやすい服 ○ 貸し出しがあれば○ 貸し出しの有無と、着替えの場所
室内用の靴 店による 店による 裸足で行うか、靴が要るか
タオル 店による 店による 貸し出しの有無
飲み物 ○ 店による 水の提供があるか
問診で役立つもの 必要に応じて — お薬手帳など、体の状態を伝えるのに役立つもの

表の「店による」の欄を、自分の店の答えで埋めて載せます。整体院・接骨院では、施術着に着替えるか、普段の服のままでよいかも書きます。体の状態について医療機関にかかっている方には、来店前に主治医に相談してもらうよう一言添えておくと、お客様にも店にも安心です。

料金は、額より先に「何に、いつかかるか」の構成を見せる

「初めての方へ」ページの料金のかたまりでは、具体的な額より先に、費用の構成を3段に分けて見せます。初めての方が怖いのは額の大きさよりも、「あとから何が足されるか分からない」ことだからです。

段 含まれるもの(例) ページに書くこと
初回にかかるもの 体験やカウンセリングの料金、初診の料金 初回にかかる費用はこれだけ、と言い切れる範囲
続けるとかかるもの 入会金、月額やコースの料金、回数券 支払いの単位(月ごと、回数ごと、一括)と、料金のページへのリンク
場合によってかかるもの 指名料、延長、キャンセル料、物販、ウェアの貸し出し どんなときにかかるかの条件

額を書く場所(料金のページなど)では、消費税を含めた総額で表示します。国税庁の案内では、消費者に向けて前もって価格を示す場合、税込みの価格の表示が義務とされています。

割引や特典を書くときは、条件を同じ画面に並べます。「初回限定」「今月だけ」のような言い方で、実際より著しく有利だと誤解される表示は、景品表示法の有利誤認にあたるおそれがあります。期間や回数の条件、通常の料金との違いは、割引の文字のすぐそばに書きます。

接骨院や鍼灸院は、広告できる事項が法律で決まっており、ホームページの書き方についても厚生労働省のガイドラインがあります。健康保険を使う施術の説明や自費の施術の料金を載せるときは、ガイドラインの範囲を確かめてから書きます。

よくある不安への答えは、実際に聞かれた問いをそのまま使う

不安への答えのかたまりは、店で実際に聞かれた問いを、お客様の言葉のまま見出しにして作ります。店の側で想像した問いより、実際の問いのほうが、同じ迷いを持つ人に届きます。

パーソナルジム・整体院でよく出る不安と、答えに入れる要素の例です。

不安 答えに入れる要素
運動が苦手でもついていけるか 初回の強さの決め方、途中で止めたり軽くしたりできること
施術は痛くないか 強さを伝えて調整できること、痛みを我慢させない方針
体験の後に入会を勧められないか 説明があるか、その場で決めなくてよいか、断った後の連絡の有無
一人で行っても大丈夫か、人目は気にならないか 個室か、ほかのお客様と一緒になるか
持病やけががあっても受けられるか 事前に伝えてほしいこと、受けられない場合があること、医療機関の受診を勧める場合があること
予約の変更やキャンセルはできるか 方法と期限、キャンセル料がかかる条件

3つ目の「勧誘されないか」には、正直に答えます。体験の後に入会の説明をするなら、そう書いたうえで、その場で決めなくてよいことを添えます。隠しておいて当日に説明すると、ページへの信頼が下がります。

答えの中で、効果や結果を約束する言い方はしません。「必ず痩せる」「◯回で良くなる」のような書き方は、根拠の資料が求められるうえ、初めての方の判断を誤らせます。

予約の入口は、ページの3か所に同じ行き先で置く

予約ボタンは、当日の流れの後、料金の構成の後、ページの最後の3か所に置き、どれも同じ予約の画面へつなぎます。読む人によって不安が消えるタイミングが違うので、決心した場所のすぐ近くにボタンがあるようにします。

置く場所 ボタンの近くに添える一言
当日の流れの後 初回の所要時間と、予約に必要なもの
料金の構成の後 初回にかかる費用はこれだけ、という一言
ページの最後 予約の方法(Web・電話・LINE)と、予約した後に届く連絡

予約の方法が複数ある店では、ボタンを方法の数だけ並べず、主にする1つ(たとえばWeb予約)を大きく置き、ほかは文字のリンクで添えます。スマホなら、予約ボタンを画面の下端に固定しておくと、どこまで読んでもすぐに押せます。

ページを公開した後は、スマホで「初めての方へ」を開き、予約の完了まで実際に進めて確かめます。予約の画面が別のサービスの場合は、戻るボタンで「初めての方へ」に戻れるか、予約後の確認の連絡が届くかも合わせて確かめます。

公開した後は、初回のお客様の質問でページを直していく

「初めての方へ」ページは、公開して終わりではなく、初回のお客様に聞かれたことを足して育てるページです。同じ質問が2回続いたら、ページのどこかに答えを足す、という決まりを店の中で作っておくと、問い合わせの手間も減っていきます。

ページと予約の仕組みを同時に見直す場合なら株式会社bundlyzeでは両方をまとめてお受けできます。ホームページやLPの制作に加えて、多業種向けの予約管理の仕組みも企画の立ち上げから稼働後まで自社で手がけてきたためです。そのため「初めての方へ」から予約完了までの道筋を、ページと予約の画面の両側から組み立てられます。制作の流れは、会社サイトのホームページ制作のページでご覧いただけます。

出典

3つの資料は2026年10月3日に原文で確認しました。表示のルールや指針は改められることがあるため、公開する前に今の版にも目を通してください。

よくある質問

「初めての方へ」ページと、よくある質問のページは分けたほうがいいですか?

分けたうえで、初めての方が予約の前に必ず気にすることだけを「初めての方へ」に載せます。駐車場や支払い方法のような細かい質問は、よくある質問のページに置いてリンクでつなぐと、初めての方のページが長くなりすぎません。

料金の金額を載せずに、構成だけ見せてもいいですか?

金額は料金のページに載せ、「初めての方へ」では初回にかかるもの、続けるとかかるもの、場合によってかかるものの構成を見せて、料金のページへつなぐ形でもかまいません。金額を載せる場所では、税込みの総額で表示します。

体験の後に入会の案内をすることは、ページに書いておくべきですか?

書いておくほうが、来る人の不安は減ります。体験の後に入会の説明があるか、その場で決めなくてよいか、断ったらどうなるかを先に書いておくと、勧誘を心配して予約をためらう人の背中を押せます。