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パーソナルジムのWebサイトのSEO。「地域名+パーソナルジム」で見つけてもらうための店舗ページ、トレーナー紹介ページ、料金ページの作り方と、口コミとの関係

パーソナルジムのWebサイトを「地域名+パーソナルジム」の検索で見つけてもらうための、ページ構成の作り方を整理します。店舗ページ、トレーナー紹介ページ、料金ページの書き方と、Googleの口コミ・お客様の声の扱いまで。

この記事の結論:「地域名+パーソナルジム」の検索で自社のパーソナルジムのWebサイトを見つけてもらうには、トップページに地域名を詰め込むより、実在する店舗ごとのページ、トレーナー1人ずつの紹介ページ、文字で書いた料金ページという、探す人が比べたい情報ごとのページを作ることが先です。地名だけ入れ替えたページは作らず、駅や地名は店舗ページの道案内として自然に書きます。地図の枠の順位にはGoogleの口コミが関わりますが、サイトに載せるお客様の声とは役割を分け、星の表示を狙った構造化データは使いません。公開後はSearch Consoleで地域名を含む検索語を確かめ、ページを直していきます。

この記事は、パーソナルジムを運営していて、自社のWebサイトをこれから作る、または作り直す方と、その制作を担当する方に向けて書いています。Googleマップに出るビジネスプロフィールの整え方や、体験の申込に絞ったLPの作り方には触れず、「サイトそのもののページの組み方」だけを扱います。

「地域名+パーソナルジム」の検索には、地図の枠とサイトの両方で出る

「梅田 パーソナルジム」「三宮 パーソナルジム」のような検索では、地図と店舗の一覧が並ぶ枠と、その下の通常の検索結果の両方が出ます。地図の枠に出るのは主にビジネスプロフィールの情報で、通常の検索結果はサイトのページが中心なので、サイトの側では「その地域で、どの店舗が、どんな人に、いくらで」を答えるページを持つことが必要です。

ビジネスプロフィールのヘルプ(Google)は、ローカル検索の順位が主に関連性・距離・知名度という3つの要素で決まると説明しています。知名度の材料には、そのお店へリンクを張っているサイトの数や、クチコミがどれだけ集まり、どう評価されているかも含まれるとされています。サイトのページは、関連性(検索語と情報が合っているか)と知名度の両方を支える材料になります。

検索している人が知りたいこと 答えるページ
この地域に店舗があるか、どう行くか 店舗ページ
どんなトレーナーが担当するか トレーナー紹介ページ
いくらかかるか、何が含まれるか 料金ページ
自分の目的(減量、姿勢、産後など)に合うか コースのページ
体験で何をするか、どう申し込むか 体験のページ(申込の入口)

検索する人は、地域名に加えて「女性」「安い」「マンツーマン」のような言葉を足して絞り込むことがあります。こうした言葉は、上の表のどのページが答えるかを決めておき、そのページの見出しや本文で自然に触れるようにします。

サイトの骨組みは、店舗・トレーナー・料金・コースの4種類のページで作る

パーソナルジムのサイトは、店舗、トレーナー、料金、コースの4種類のページを柱にし、それぞれの間をリンクでつなぐ構成にします。トップページにすべてを1枚で載せる構成は、どの検索語に対しても「少しずつ書いてある」状態になり、比べたい人が知りたいことにすぐ届きません。

ページの種類 1ページの単位 必ず書くこと つなぐ先
店舗ページ 実在する店舗1つ 住所、最寄り駅からの道、営業時間、設備、在籍トレーナー その店舗のトレーナー、料金、体験の申込
トレーナー紹介ページ トレーナー1人 担当する店舗、得意な分野、資格(発行団体と一緒に)、指導の方針 担当する店舗、指名の予約
料金ページ サイト全体で1つ コースごとの総額、回数と期間、含まれるもの、追加でかかるもの コース、体験の申込
コースのページ 目的ごとのコース1つ 誰向けか、内容、期間、料金ページへの案内 料金、担当できるトレーナー

この4種類がそろうと、たとえば「店舗ページ → その店舗のトレーナー → 料金 → 体験の申込」のように、比べながら申込まで進む道ができます。ブログやコラムの記事を増やすのは、この骨組みができてからで十分です。

店舗ページは実在する店舗の数だけ作り、駅や地名は道案内として書く

地域名で見つけてもらうためのページは、実在する店舗ごとに1ページを作り、その店舗への行き方として駅名や地名を本文に書きます。店舗のない地域の名前だけを入れ替えたページを並べる方法は取りません。

検索のスパムについてGoogleが定めたポリシーは、似た検索語で上位に出ることを狙って作ったページを「誘導ページ」と呼び、地域や都市ごとに用意した複数のページから利用者を1つのページへ導く形を例に挙げています。

作ってよいページ 避けるページ
大阪の梅田にある店舗のページ(道案内に周辺の駅名を書く) 店舗のない「難波 パーソナルジム」用のページ
兵庫の三宮にある店舗のページ(設備やトレーナーが店舗ごとに違う) 文章を同じにして地名だけ入れ替えたページの束
出張トレーニングで実際に伺う範囲を、1ページの中で地域の一覧として書く 伺う市区町村ごとに作った、中身が同じページ

店舗ページには、その店舗にしかない情報を書きます。最寄り駅の出口からの道順、建物の入口、更衣室やシャワーの有無、駐車場、その店舗に在籍するトレーナーなどです。こうした情報は、店舗ごとに中身が違うので、ページを並べても同じ内容の繰り返しになりません。

トレーナー紹介ページは1人1ページにし、担当店舗と資格と予約の入口を置く

パーソナルジムを選ぶ人の多くは、「誰に教わるか」を比べるので、トレーナーの紹介は一覧の1枠ではなく、1人ずつのページにします。担当する店舗、得意な分野、資格、指導の方針を書き、そのトレーナーを指名して体験を予約できる入口を置きます。

項目 書き方 避けたいこと
担当する店舗 店舗ページへのリンクと一緒に書く 店舗を書かず、どこで会えるか分からない
得意な分野 減量、筋力、姿勢、産後など、コースの名前と合わせる 「何でもできます」とだけ書く
資格 資格の名前と発行団体を書く 団体名のない略称だけ
指導の方針 本人の言葉で、どう進めるかを書く 全員同じ文章
写真 本人と分かる写真。画像に代替テキストを付ける 文字を画像の中にだけ入れる
予約の入口 指名して体験を予約できるリンク 一覧ページに戻るだけ

お客様の結果の数字(体重が何kg減ったかなど)をトレーナーの紹介に添えたくなる場面がありますが、表示の根拠や条件の示し方には景品表示法などの注意が要ります。紹介ページでは、まず「どんな方針で指導するか」を書くことを優先します。

トレーナーが退職したときは、そのページの公開をやめ、URLは店舗のトレーナー一覧などへ転送します。在籍していない人のページが残っていると、指名して予約しようとした人が困ります。

料金ページは画像にせず文字で書き、サイトの中で1ページにまとめる

料金は、画像の表ではなく文字で書いた表にし、サイトの中で1つの料金ページにまとめます。文字で書いておけば、検索エンジンやAIの検索が内容を読み取れ、スマホで拡大しなくても読めます。

料金がページによって違う、という状態は避けます。店舗ページやコースのページで料金に触れるときは、要点だけを書いて料金ページへリンクし、正確な金額は料金ページの1か所で管理します。キャンペーンで金額が変わる場合は、期間と条件を料金ページに書き、終わったら元に戻すまでを手順に入れておきます。

料金ページに書くこと 理由
コースごとの総額(税込) 1回あたりの金額だけでは、比べる人が全体を計算しなければならない
回数、期間、1回の時間 総額が何に対する金額かを示す
入会金など、最初にかかる費用 後から知ると、不信につながる
含まれるもの(食事の指導、ウェアの貸し出しなど) コースの違いを比べやすくする
追加でかかるもの、途中でやめる場合の扱い 申込の前に確かめたい人が多い
体験の料金と内容 申込の入口の手前で、迷いを減らす

料金の見せ方のうち、表示の決まり(税込の総額の表示や、割引の見せ方)については、消費者庁や国税庁の案内で確かめてから公開してください。

口コミは、Googleの口コミとサイトのお客様の声で役割を分ける

Googleの口コミは地図の枠での知名度に関わり、サイトに載せるお客様の声はページを読む人の判断材料になる、と役割を分けて考えます。サイトに口コミを集めても、検索結果に星を出す目的では使えません。

クチコミ抜粋の構造化データについてGoogleが示す決まりでは、評価される側のお店が自分のレビューを管理しているとき、店舗(LocalBusiness型)や会社・団体(Organization型)を使ったページは星の表示の対象外です。他のサービスのレビューを埋め込んで載せている場合も、この扱いに含まれます。

口コミの置き場所 役割 気をつけること
Googleの口コミ 地図の枠での比較、知名度 集め方と返信の決まり(ビジネスプロフィールのポリシー)
サイトのお客様の声 ページを読む人の判断材料 店が依頼・選択して載せた声であることが分かるようにする
構造化データ 店舗の情報(名前、住所、営業時間)を正しく伝える 自社で管理する口コミで星の表示を狙わない

サイトにお客様の声を載せるときは、いわゆるステマ規制にも気をつけます。2023年10月1日以降、広告なのに広告と分からない表示は景品表示法の違反になる、と消費者庁が案内しています。店がお願いして書いてもらった声や、店が選んで載せた声は、店の表示であることが読む人に分かる形にしておきます。

店舗の情報は、ページの文章と構造化データとビジネスプロフィールでそろえる

店舗名と住所、電話番号、営業時間の4つは、サイトの店舗ページの文章、構造化データ、ビジネスプロフィールの3か所で同じ内容にそろえます。3か所の情報が食い違っていると、検索する人が迷い、検索エンジンにとってもどれが正しいか判断しにくくなります。

構造化データは、店舗ページごとに、その店舗の情報をLocalBusinessの形で書きます。schema.orgには運動施設を表すExerciseGymという種類があり、パーソナルジムの店舗ページではこれを使えます。Googleのドキュメントでは、名前と住所が必須で、営業時間、電話番号、URL、緯度経度などが推奨の項目として挙げられています。

そろえる項目 店舗ページの文章 構造化データ ビジネスプロフィール
店舗名 見出し name ビジネス名
住所 本文の店舗情報 address 住所
電話番号 本文の店舗情報 telephone 電話番号
営業時間 本文の店舗情報 営業時間の指定(openingHoursSpecification) 営業時間
ページのURL ― url ウェブサイト

ビジネスプロフィールのウェブサイトの欄には、トップページではなく、その店舗のページのURLを入れておくと、地図の枠から来た人がすぐに店舗の情報にたどり着けます。プロフィール側の整え方は、営業時間や予約リンクの入れ方を書いた別の記事にまとめています。

ページの題(titleタグ)には、店舗ページなら「店舗の地名+パーソナルジム+ジムの名前」のように、そのページが答える検索語を前のほうに入れます。どのページの題も「ジムの名前|パーソナルジム」のように同じ形だと、検索結果でどのページが何の情報かが分かりません。

公開後は地名入りの検索語ごとに、出ているページを確かめる

公開から数週間ほど過ぎた時点で、地名入りの検索語に絞り込んだ一覧を Search Console の画面で作ります。そのうえで検索語ごとにどのページが出ているかを見ます。狙ったページと違うページが表示されていれば、ページの役割の分け方か、題や見出しの書き方を見直す合図です。

見ること 見方 直すところの例
地域名を含む検索語 検索語で絞り込み、表示回数とクリック数を見る 表示が少ない地域の店舗ページの道案内や見出し
表示されたページ 検索語ごとにページの一覧を見る 店舗ページではなくトップページが出ている検索語
トレーナー名での検索 トレーナーの名前を含む検索語 紹介ページの題、店舗ページからのリンク
料金に関する検索語 「料金」「値段」を含む検索語 料金ページの見出しと表

AI検索に紹介されるための取り組み(LLMO)は、株式会社bundlyzeが自社のサイトでも実践しているものです。地域名での検索に向けたページの組み立てや、公開後の見直しを一緒に進めたい場合は、SEOとLLMOのご相談ページをご覧ください。

根拠にした公開資料(2026年10月3日確認)

よくある質問

近くの駅名ごとにページを作れば、その駅名の検索に出やすくなりますか?

店舗がない地域や駅の名前だけを入れ替えたページを並べるのは、Googleが検索向けに定めたスパムのポリシーで「誘導ページ」の例とされる形に近く、おすすめしません。実在する店舗ごとに1ページを作り、その店舗への行き方として、最寄りの駅や周辺の地名を本文に自然に書くほうが、探している人にも役に立ちます。

Googleの口コミを自社サイトに埋め込んで、星の評価を検索結果に出せますか?

クチコミ抜粋の構造化データについてのGoogleの説明によると、評価される側が自分で管理しているレビューは、店舗や会社を表す型のページでは星の表示の対象になりません。サイトにお客様の声を載せること自体はできますが、検索結果の星を目的にするのではなく、ページを読む人の判断材料として載せる位置づけにします。

トレーナーが辞めたら、その人の紹介ページは消すべきですか?

在籍していないトレーナーのページを残したままにすると、予約できない人を案内することになるので、公開はやめます。ページのURLは、店舗のトレーナー一覧など近い内容のページへ転送しておくと、そのページを見に来た人が行き場を失いません。