フィットネス

ジム・スタジオのGoogleビジネスプロフィール。営業時間・予約リンク・写真を、作る側の目線で整える

ジムやスタジオのGoogleビジネスプロフィールで、深夜をまたぐ営業時間、年末年始の休館、体験予約のリンク、館内の写真をどう整えるかを、公式ヘルプを出典に作る側の目線でまとめます。サイトの営業時間とずらさない方法も。

この記事の結論:ジムやスタジオのGoogleビジネスプロフィールで、まず整えるのは「いつ入れるか」「どこから予約するか」「中がどうなっているか」の3つです。営業時間は、深夜0時をまたぐなら日ごとに分けて入れ、年末年始や臨時休館は特別営業時間で先に登録します。予約リンクは体験予約の入力画面へ直接つなぎ、計測用のパラメータを付けます。写真は、マシンやスタジオ、更衣室、夜の入口のように、初めて来る人が不安に思う場所を撮ります。そのうえで、サイトの店舗ページと構造化データの営業時間を、同じ元データから出すようにしておくと、どちらかだけ古いという事故が起きません。

株式会社bundlyzeでは、Webサイトの制作と、検索やAIの回答で正しく紹介されるための情報の整備を手がけています。この記事は、ジム・スタジオという「時間帯で来る人が変わる」業態に絞って、Googleビジネスプロフィールのどの欄をどう埋めるかを、サイトを作る側の目線で書きます。特定のお店の事例ではなく、Googleの公式ヘルプをもとにした整え方です。地図の順位の決まり方や、住所・業種の基本の設定は、ここでは扱いません。

ジムのプロフィールで、来る前の人が見ているもの

地図でジムを探す人は、だいたい次のどれかを確かめています。

探している人の疑問 答える欄 ジムでずれやすいところ
今から行って開いているか 営業時間・特別営業時間 深夜帯、祝日、年末年始、臨時休館
体験はどこから申し込むか 予約リンク トップページに飛ぶ、外部の予約サイトが勝手に並ぶ
初めてでも入りやすいか 写真・動画 外観しかない、マシンの写真が古い
サイトに書いてあることと同じか サイトの店舗ページ 時間割の変更がサイトにしか反映されていない

この表の上から順に整えていきます。

営業時間:深夜をまたぐ時間と、休館日の入れ方

深夜0時をまたぐなら、2つに分けて入れる

夜遅くまで開いているジムや、24時間営業のジムでつまずきやすいのが、日付をまたぐ時間の入れ方です。Googleのヘルプでは、深夜0時をまたぐ特別営業時間は、その日の分と翌日の分に分けて入力するよう案内されています。1つの特別営業時間は24時間以内で設定します(出典:Googleのヘルプ:特別営業時間を設定する方法)。

年末年始や臨時休館は、特別営業時間で先に登録する

祝休日や年末年始、設備の点検による休館は、通常の営業時間を書き換えずに、特別営業時間で登録します。ヘルプでは次のように説明されています。

  • 一時的な時間の変更や、連続して最長6日間までの休業に使える
  • 祝休日は、時間が変わらない場合でも、念のため登録しておくことがすすめられている
  • 特別営業時間を表示するには、通常の営業時間で「決まった営業時間で営業している」を選んでおく必要がある

ジムの年末年始の休館は、決まった時点で先に入れておくのがおすすめです。直前に入れようとして忘れると、休館中に地図では「営業中」と出てしまいます。

スタジオの時間帯は、「営業時間の詳細」を使えるか確かめる

通常の営業時間とは別に、サービスごとの時間を「営業時間の詳細」として登録できます。ヘルプによると、営業時間の詳細は通常の営業時間を設定するまで表示されず、通常の営業時間の一部として設定します(出典:Googleのヘルプ:営業時間の詳細を設定する方法)。

選べる種類は候補から選ぶ形なので、スタッフのいる時間やスタジオの時間帯に合う種類が候補にあるかを、管理画面で確かめます。合うものがない場合は、無理に別の種類を流用せず、説明欄とサイトの店舗ページに書きます。

ビジネス名に「24時間」は入れない

「〇〇ジム 24時間営業」のように、名前に営業時間を入れたくなることがあります。Googleのガイドラインでは、ビジネス名に営業時間の情報や電話番号、URL、宣伝の文句を入れないよう定められています(出典:Google ビジネス プロフィールのガイドライン(ビジネス情報))。24時間であることは、営業時間の欄で伝わります。

予約リンク:体験予約の入力画面へ直接つなぐ

プロフィールには、予約などの「ローカル ビジネス リンク」を追加できます。ヘルプでは、予約のリンクは最大10個まで追加でき、複数あるときは上に出す優先リンクを選べると説明されています。リンクは管理画面の「プロフィールを編集」から追加し、APIやスプレッドシートの一括アップロードでは追加できません(出典:Googleのヘルプ:ローカル ビジネス リンク)。

作る側として、リンク先は次の4つを先に決めておきます。

  1. 行き先は体験予約の入力画面にする。 トップページに飛ばすと、そこから予約の入口を探してもらうことになります
  2. 計測用のパラメータを付ける。 Googleアナリティクスでは、utm_source(どこから)、utm_medium(どの手段で)、utm_campaign(何の施策か)を付けると、流入を分けて数えられます(出典:UTMパラメータの説明(Google アナリティクスのヘルプ))
  3. スマホで送信完了まで試す。 地図から来る人のほとんどはスマホです。リンクを貼ったら、実際の端末で予約の送信まで通します
  4. 自動で並ぶ外部のリンクを確かめる。 Googleが外部の予約サイトなどのリンクを自動で表示することがあります。自社で受けたくない入口が出ていたら、削除をリクエストできます

予約リンクに付けるパラメータは、たとえば次のような形です。

予約リンクの例(体験予約の入力画面)
https://example.com/trial/?utm_source=google&utm_medium=organic&utm_campaign=gbp_trial

utm_campaign の名前は、ほかの施策と重ならないものにしておきます。

予約の提供元(予約サービスの会社)経由で、プロフィールに予約ボタンを出す方法もあります。この場合、提供元はおおむね1週間以内にプロフィールに表示されると案内されています(出典:Googleのヘルプ:サービス提供事業者経由で予約を設定する)。予約をどこで管理しているかによって、自社の入力画面へのリンクにするか、提供元経由にするかを選びます。

写真:初めて来る人の不安を、1枚ずつ消す

写真の条件は、ヘルプに次のように書かれています(出典:Googleのヘルプ:写真と動画を管理する)。

項目 条件
形式 JPG または PNG
ファイルの大きさ 10KB〜5MB
解像度 推奨は 720×720 ピクセル、最小は 250×250 ピクセル
動画 30秒まで、75MB まで、720p 以上
公開まで オーナー確認の後に表示。審査に24〜48時間ほどかかることがある

ジムの場合、何を撮るかは「来る前に気になること」から逆に決めます。

  • 入口: 夜に来る人が多いなら、夜の入口も。暗い時間に迷わないか
  • マシンとフリーウェイト: 何がどのくらいあるか。入れ替えたら撮り直す
  • スタジオ: レッスンの広さと床の様子
  • 更衣室・シャワー: 体験の前に気にする人が多い場所
  • 受付: 最初にどこへ行けばよいか

加工やフィルターを強くかけた写真は避けるようヘルプにもあります。明るく、ピントの合った写真を、そのまま使います。会員さんの顔が写る写真は、本人の了承がない限り使いません。

サイトの営業時間と、ずらさないための作り

プロフィールとサイトで営業時間が違うと、探している人はどちらを信じてよいか分からなくなります。作る側としては、営業時間を1か所の元データに持ち、そこからサイトの店舗ページと構造化データの両方を出す形をおすすめします。

サイトの構造化データでは、営業時間を openingHoursSpecification で書きます。Googleの説明では、深夜0時をまたぐ時間は1つの指定で開始と終了を書けます。年末年始のように期間を区切る時間は validFrom と validThrough で表せます(出典:Google 検索セントラル:ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データ)。

ジムの営業時間の構造化データ(抜粋)json
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "ExerciseGym",
  "name": "(ジムの名前)",
  "openingHoursSpecification": [
    {
      "@type": "OpeningHoursSpecification",
      "dayOfWeek": ["Monday", "Tuesday", "Wednesday", "Thursday", "Friday"],
      "opens": "07:00",
      "closes": "01:00"
    },
    {
      "@type": "OpeningHoursSpecification",
      "opens": "00:00",
      "closes": "00:00",
      "validFrom": "2026-12-31",
      "validThrough": "2027-01-03"
    }
  ]
}

ここで気をつけたいのは、同じ深夜帯でも、プロフィールとサイトで入れ方が違うことです。プロフィールの特別営業時間は日ごとに分けて入れ、構造化データは1つの指定で書けます。元データには「何時から何時まで」をそのまま持ち、出す先ごとに形を変えるようにしておくと、どちらにも同じ時間が出ます。

プロフィールの予約リンクは管理画面からしか追加できないので、ここは人の作業として残ります。営業時間を変えるときの手順を、次のように1枚にしておきます。

  1. 元データの営業時間を直す(サイトと構造化データに反映される)
  2. プロフィールの通常の営業時間か、特別営業時間を直す
  3. スマホの地図で、表示が変わったかを確かめる
  4. 予約画面で選べる時間が、新しい営業時間と合っているかを確かめる

プロフィールの整備を、サイトとまとめて考える

ジムのプロフィールは、一度作れば終わりではなく、休館日や時間割、マシンの入れ替えのたびに手が入ります。サイトの側の元データと手順を決めておくと、その手間が小さくなります。サイトの店舗情報と構造化データを、検索やAIの回答に正しく載る形で整える進め方は、会社サイトのLLMO・SEO対策のご案内に載せています。

※この記事の出典はすべて2026年10月2日に確認しました。管理画面の項目名や条件は変わることがあるので、作業の前に最新のヘルプを確かめてください。

よくある質問

24時間営業のジムで、スタッフがいる時間だけを伝える方法はありますか?

通常の営業時間は、利用者が入れる時間で登録します。スタッフのいる時間は、ビジネス名に入れることはできないので、プロフィールの説明やサイトの店舗ページに書きます。「営業時間の詳細」の候補に合う種類があれば、そちらも使えます。

予約リンクは、サイトのトップページでもいいですか?

動きはしますが、地図から来た人はすぐ予約したい人が多いので、体験予約の入力画面へ直接つなぐほうが迷いません。リンクにUTMパラメータを付けておくと、地図から来た予約を分けて数えられます。

会員さんが写っている写真を載せてもいいですか?

顔が分かる写真は、本人の了承を取ってから使います。了承が取りにくい場合は、人がいない時間に撮った設備や、スタッフだけが写った写真にしておくと安心です。