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ジム・スタジオのGoogleマップ掲載情報(ビジネスプロフィール)を、店舗のスタッフで回す運用。時間割の変更、休講の投稿、口コミ返信の当番と権限の決め方

ジム・スタジオのGoogleマップの店舗情報を、店舗のスタッフで更新し続ける運用の決め方です。権限の割り当て、時間割の変更や休講を載せる欄と期限、Googleによる変更の確認、口コミ返信の当番、店舗が増えたときの一括管理まで。

この記事の結論:スタジオやジムがGoogleマップに出している掲載情報(ビジネスプロフィール)を正しく保つには、欄の書き方より先に「誰が、どの変更を、いつまでに直すか」を決めます。会社で管理するアカウントをメインのオーナーにし、店長には管理者の権限を渡して、パスワードの共有はやめます。時間割の変更・休講・イベントは、変更の種類ごとに直す欄と期限を表にし、Googleが自動で入れる変更は4日以内に確かめる当番を置きます。口コミの返信も、通知を受ける人・書く人・確かめる人を分け、店舗が10を超えたら一括の管理に切り替えます。

読み手は、ジムやヨガ、ピラティスのスタジオを1〜数店舗で運営していて、店舗の情報の更新が人によって止まりがちな方です。大阪や兵庫で数店舗を持つような規模を想定していますが、地域による違いはありません。営業時間や写真の欄の整え方と、口コミの頼み方の規約は、すでに別の記事で書いたので、ここでは「回し方」に絞ります。手順や条件の説明は、Google自身が出している管理者向けの案内(閲覧日 2026-10-03)に沿っています。

店舗の情報が古くなるのは、担当と権限が決まっていないから

Googleマップの店舗の情報が古いままになる原因の多くは、直し方を知らないことではなく、誰が直すのかが決まっていないことです。ジムやスタジオは時間割やインストラクターの入れ替わりが多いので、担当と期限を決めないと、変更がサイトにだけ載って地図には出ない、ということが起きます。

ジムでよく起きる止まり方は、次のようなものです。

起きること 原因
休講や時間割の変更が地図に出ていない サイトを直した人と、地図を直せる人が別で、引き継ぎがない
口コミへの返信が何か月も空いている 通知が届くのが辞めたスタッフや本部の1人だけ
営業時間がいつの間にか変わっている Googleによる変更の提案を誰も確かめていない
ログインできる人がいない 開業時に個人のアカウントで作り、その人が辞めた

どれも、権限・担当・期限の3つを決めれば防げます。以下、その順に書きます。

権限は、会社のアカウントをメインのオーナーにし、店長は管理者にする

権限の持ち方は、会社で管理するアカウントをメインのオーナーに、店長や担当のスタッフを管理者にするのが基本です。個人のアカウントのパスワードを共有して使い回すのはやめます。

ビジネスプロフィールの役割は、メインのオーナー(1つのプロフィールに1人だけ)、オーナー、管理者の3つです。ヘルプによると、口コミへの返信、店舗の情報の編集、投稿の作成は、オーナーと管理者のどちらにもできます。ユーザーの追加と削除、プロフィールの削除はオーナーだけができます(Googleの案内ページ「役割と権限」)。

ジムに当てはめると、次の割り当てになります。

人 役割 理由
会社で管理するアカウント(代表のメールアドレスなど) メインのオーナー 人が辞めても持ち主が変わらない
経営者、本部の責任者 オーナー スタッフの追加と削除をする人
店長、店舗の担当スタッフ 管理者 毎日の更新と口コミの返信をする人
外部の制作会社や代行 管理者(契約の間だけ) 契約が終わったら外す

メインのオーナーの権限をほかの人に移すには、プロフィールにほかのオーナーか管理者が1人以上いる必要があります。開業のときに個人のアカウントで作ってしまった場合は、その人が在籍しているうちに、会社のアカウントを追加して移しておきます。

店舗が複数あるなら、ビジネス拠点グループを使います。ヘルプでは、グループはプロフィールの共有フォルダのようなもので、個人のアカウントの情報を人と共有する代わりに使うことがすすめられています(Googleの案内ページ「ビジネス拠点グループについて」)。

時間割・休講・イベントは、変更の種類ごとに直す欄と期限を決める

時間割の変更や休講は、どの欄で知らせるかを変更の種類ごとに決め、表にしておきます。店舗が開いているかどうかは営業時間、レッスンの変更は投稿、と分けるのが基本です。

変更の種類 直す欄 いつまでに(例) 一緒に直すところ
年末年始・設備の点検で店舗が閉まる 特別営業時間 決まった日のうちに サイトの店舗ページ、予約の画面
ふだんの営業時間が変わる 通常の営業時間 変わる日の前日まで サイトの店舗の紹介ページと構造化データ
レッスンの休講・代行 投稿(最新情報) 決まった当日 サイトの時間割、予約の枠
時間割の改定 投稿(最新情報)、説明 改定の1週間前 サイトの時間割
体験会・ワークショップ 投稿(イベント) 募集を始める日 申込のページ
新しいマシンの導入、内装の変更 写真 使い始める日 サイトの設備の紹介

投稿には、最新情報・特典・イベントの3種類があります。イベントの投稿にはタイトルと期間を入れ、期間を決めていない投稿は6か月たつとアーカイブされます(Googleの案内ページ「投稿について」)。休講の知らせのように古くなると困る投稿は、イベントとして期間を入れておくか、終わったら自分で消す決まりにしておきます。

レッスンの休講で営業時間を変えないのは、店舗そのものは開いているからです。営業時間を短く入れてしまうと、マシンを使いに来たい人まで「閉まっている」と受け取ってしまいます。

表の「一緒に直すところ」は、地図とサイトで食い違いを出さないための欄です。後で書くように、Googleはサイトなどの公開された情報をもとに店舗の情報を変えることがあるので、サイトを先に直しておくことは、地図の側の正しさにもつながります。

Googleによる変更は、4日以内に確かめる当番を置く

地図に出る店舗の情報は、利用者からの指摘などをもとに、Googleが書き換えることがあります。オーナーや管理者が直していないのに営業時間や電話番号が変わっているのは、たいていこれです。

ヘルプによると、Googleによる変更はプロフィールの編集画面で青い文字で示されます。提案された変更は4日以内に承認か拒否ができ、対応しないと、サイトなど公開されている情報で裏づけられる内容は自動で公開されることがあります(Googleの案内ページ「Googleによる変更を管理する」)。

ジムでは、週に2回、曜日を決めて管理者のだれかが編集画面を開き、青い文字がないかを見る当番を置きます。4日の期限があるので、週に1回だと間に合わないことがあります。見つけたら、正しければそのまま承認し、間違っていればサイトの記載も確かめてから拒否します。サイトの側が古いと、拒否しても同じ変更がまた入ることがあるからです。

口コミの返信は、通知を受ける人・書く人・確かめる人を分ける

口コミの返信が止まるのは、通知を受け取る人が1人しかいないか、受け取った人が返信してよいか迷うからです。役割を3つに分け、期限を決めます。

通知は、ユーザーごとに設定します。ヘルプでは、新しい口コミや写真が投稿されたときのアラートを、メールやGoogle検索・Googleマップで受け取れる、とあります(Googleの案内ページ「通知を管理する」)。店長が通知を切っていると、本部の1人しか気づかないという状態になるので、管理者を追加したときに通知の設定まで確かめます。

役割 担当 期限の目安の決め方
通知を受けて、口コミを読む 店長と、店舗の管理者 届いた日のうちに読む
返信を書く 店長(店舗の事情が分かる人) 良い評価は数日以内など、店舗で決める
不満の口コミを確かめる 本部の責任者 店長の下書きを見てから返す
規約に反する口コミの報告 本部の責任者 返信はせず、報告の手続きを取る

期限の日数は、店舗の人数に合わせて決めてください。大事なのは、日数よりも「誰の手元で止まっているか」が分かることです。共有の表や業務の連絡の仕組みに、口コミの日付・担当・返信した日を1行ずつ残しておくと、止まっている口コミが見えます。

返信の文面の型や、口コミを頼むときの規約とステマ規制の違いは、口コミの頼み方の規約と返信の型をまとめた記事にあります。ここでは、誰がいつ返すかの決め方までにします。

店舗が10を超えたら、一括の管理に切り替える

同じジムの店舗が10以上になったら、1店舗ずつ管理画面で直すのをやめ、スプレッドシートでの一括の管理を考えます。ヘルプでは、同じビジネスのプロフィールが10件以上あるときに、一括でオーナー確認を申し込めると説明されています。複数の会社のプロフィールを1つのアカウントで扱う代理店は、この一括の確認を使えません(Googleの案内ページ「ビジネスプロフィールを一括で確認する」)。

一括にすると、店舗ごとの営業時間や説明を、1枚の表で見比べながら直せます。一方で、予約などのリンクのように、一括のアップロードでは追加できず管理画面から入れる欄もあるので、一括にできる欄と、店舗ごとに手で直す欄を分けて手順にしておきます。

10店舗に届かないうちは、ビジネス拠点グループで権限をまとめ、変更の表と当番で回すほうが手間がかかりません。

週に一度の確認表で、止まっている店舗を見つける

最後に、店長が週に一度見る確認表を置いておきます。地図の表示はスマホで、ログインしていない状態で見るのがおすすめです。

  1. スマホのGoogleマップで店舗を開き、今週の営業時間が合っているか
  2. 編集画面に、Googleによる変更(青い文字)が出ていないか
  3. 今週の休講やイベントの投稿が出ているか、終わった投稿が残っていないか
  4. 返信していない口コミがないか、不満の口コミを本部に回したか
  5. 管理者の一覧に、辞めた人や契約の終わった外部の人が残っていないか

株式会社bundlyzeでは当社のサイトを舞台にLLMO(生成AIの答えの中で会社を正しく伝えるための整備)を実践し、その記録も公開しています。店舗の情報の更新や口コミの返信を、社内の誰がどう回すかから一緒に決めたい場合は、外部Web責任者のサービスで、外注先も含めた運用の管理をお手伝いしています。

参照したGoogleの案内ページ

2026年10月3日の時点で、次のページの記載を確かめました。

管理画面のボタンの名前や手順は、たびたび変わります。当番の表を作る日に、ヘルプをもう一度開いて確かめてください。

よくある質問

辞めたスタッフの個人のGoogleアカウントが、店舗のオーナーのままになっています。どうすればいいですか?

まず、会社で管理しているアカウントをオーナーとして追加してもらい、メインのオーナーの権限をそのアカウントに移します。メインのオーナーを移すには、ほかにオーナーか管理者が1人以上いる必要があります。連絡がつかない場合は、Googleのヘルプにあるオーナー権限のリクエストの手順を使います。

レッスンの休講は、営業時間を変えて知らせればいいですか?

店舗が開いているなら、営業時間は変えません。休講は投稿で知らせ、自社サイトの時間割と予約の画面も同じ日に直します。店舗そのものが閉まる日だけ、特別営業時間で登録します。

口コミの返信は、本部でまとめて書くのと店長が書くのと、どちらがいいですか?

通知を受けて最初に読む人と、返信を書く人と、不満の口コミを確かめる責任者を分けて決めるのがおすすめです。店舗の事情が分かる店長が下書きし、不満の口コミだけ本部が目を通してから返す、という分け方なら、早さと調子のそろい方の両方を保てます。